特徴と契約社員

合同会社の特徴と契約社員について

新会社法が施行された時、従来存在していた有限会社は廃止され、代わりに合同会社と呼ばれる新しい会社スタイルが導入されました。

合同会社は、出資者全員が代表社員と呼ばれるのが特徴です。
会社の中での代表者と言うのは、株式会社の場合であれば代表取締役社長と言う事になるわけですが、合同会社にはこのような代表取締役社長というのが全員になるのです。

あまりピンとこないと言う人も多い物ですが、代表取締役社長と言うのは会社における業務執行権が有り、対外的な契約を結ぶ場合の権限を持っているのです。
会社には実印と言うものが有るわけですが、契約を行う場合には代表取締役社長の権利を利用して実印を契約書に捺印し、契約を行う事になるのです。
この時の権限を代表取締役社長は持っているということなのです。

しかしながら、合同会社と言うのは全ての出資者全員が、代表取締役に相当する、業務執行権と代表権を持つ事が出来るのです。
簡単に言えば、合同会社の社員は業務執行権と代表権を持つ代表取締役社長であり、代表取締役社長に断ることなく、各々が契約書に捺印を行う事が出来るということなのです。

所で、株式会社などには正社員、アルバイト、パート、契約社員などの雇用形態があるわけですが、合同会社の場合は出資者が集まり設立されているもので、これらの雇用形態が無いのが特徴です。

契約社員は、会社との契約を行い6か月毎に契約を更新して業務を遂行するものであり、会社が必要とされる期間においては雇用を続け、会社が不要で有ると判断した場合は契約を更新しないなどの特徴を持つ雇用形態でもあるのです。

因みに、合同会社も株式会社同様に、会社を設立する時には定款を定めなければなりません。
この定款と言うのは会社における憲法とも呼ばれる書類であり、この定款で定めておくことで様々な効力を作り出すことが出来るのです。
合同会社は全員が代表社員と言う肩書になり、業務執行権および代表権を持つ事になるわけですが、中には出資を行うけれども、業務そのものには口を出したくないと言うケースも有ります。

また、全員が代表社員と言う形になりますので、顧客側からすると誰が代表者であるのかなど不明確になるケースも有ります。
これらは定款の中で定める事で会社の代表者を選任する事も出来るのです。
また、業務に対しての口出しはしたくないと言う場合も、定款の中で定めておくことで会社経営を行う人の区別を付ける事が出来るとしているのです。